idolsatoというこのブログの名前の由来にも書いたのですが、学生時代に芸能プロダクションに所属していたことがありました!
私は10歳から14歳の4年間、「スターダストプロモーション」という芸能プロダクションに専属タレントとして所属していました。スターダストにはオーディションで入りました。今回は、芸能界を目指している方々のご参考になればと思い、「スターダストにどうやって入ったのか」経験談をお伝えしたいと思います。
私が所属していたのは今から約20年前のことです。その間にオーディション状況も変わっていることもあるかもしれませんが、ご了承をお願いします。一方で、当時オーディションの審査を担当してくださった方は、現在のスターダストの社長です。そのため、今回お話するオーディションでの審査ポイントなどをクリアできれば、現社長から合格をもらえる、ということだと思うので参考になればと思います。
スターダストプロモーションとはどんなプロダクション?
1979年に設立されたタレント、アーティストをマネジメントする芸能プロダクションです。森尾由美さん、常盤貴子さん、松雪泰子さん、山田孝之さん、市原隼人さんをはじめ、新木優子さん、永野芽郁さん、山﨑賢人さん、北村匠海さんなど、幅広い世代のタレントさんが所属しています。
スターダストを選んだ理由
私がスターダストを応募したのは、母からの勧めが大きいですが、憧れの女優さんがたくさん所属されていたからです。特に、スターダストに入った年の朝ドラは、竹内結子さんがヒロインの「あすか」で、学校給食のお昼休み中に担任の先生が毎日テレビをつけて見ていたため、私も楽しく見ていました。こんな女優さんになりたいと思い、スターダストのオーディションに応募をしました。
スターダストに入るための方法
スカウト
入ってからわかりましたが、スカウトが大多数なのではないかと思います。所属仲間には原宿や渋谷でスカウトされたタレントが多くいました。例えば、演技レッスンを受けていても、毎週のように新しいメンバーが入ってくるような感じでした。
オーディション
私は月刊「Audition」という雑誌の秋の特別オーディションで合格をしました。月刊「De View」という雑誌でも定期的に募集をしています。定期的に募集はしていますが、毎回「こんな子を求める」というのは違ったりします。私が応募した時は、歌が歌える子を募集していたと思います。ただし、総合プロダクションなので、その時の求めているジャンルが違っても良いと思った人材は合格すると思います。まずは応募をすることが重要だと思います。他にもスターダストが独自で開催するオーディションに応募する方法もあります。
たまにコネクションによる所属者もいました。(例えば、社長の知り合いのお子さん、とか芸能人のお子さん、など。)これは、コネがないとどうしようもないので、自分では選択できないのですが。
オーディションでは何をするのか
書類選考―写真が重要
小4だったので、母と一緒に応募用紙の項目を考えながら、記入していきました。記入されている内容よりも、重要なのは、おそらく「写真」です。私は写真館で撮影してもらった上半身と全身の写真を貼り付けて応募しました。入ってから聞いてみると、プリクラを貼って合格している子もいたので、顔立ちがわかればよいのだと思います。ただ、その写真で面接ができるかが決まってしまうので、自分がかわいく、きれいに写っている写真を選ぶべきだと思います。書類選考で大多数の方が落ちてしまうのだと思います。
面接―特技披露で印象に残そう
面接では質疑応答と歌唱審査がありました。質疑応答は自己紹介、これからどんな活動をしたいのか、など一般的な質疑だったと思います。歌唱審査は、自分で3曲選び当日CDを持って行きました。オーディションによっては複数の審査員 対 複数の応募者で行われることがほとんどだと思うのですが、この時は審査員 対 応募者の1対1の個人面接でした。前後の時間に他の応募者と顔は合わせましたが、面接自体は1対1だったので、気が楽でした。私の3曲チョイスは、SPEEDの「Wake Me Up!」、Kiroroの「未来へ」、モーニング娘。の「ふるさと」でした。「Wake Me Up!」、「未来へ」の2曲を1コーラスずつを歌ったところで、「SPEEDの寛子のキーが出るんだね!」と驚かれ、「声質はわかった」ということで、「ふるさと」は歌いませんでした。「Wake Me Up!」のサビのキーは高いのですが、当時は小4でSPEEDの寛子ちゃんが好きだったので、良く歌っていて、地声で出すことができました。褒められて嬉しかったです。
オーディション合格
オーディションの数日後に、もう一度事務所に来て欲しいという連絡がありました。2次面接かなと思って事務所に行くと、もう1人のお姉さんと、そのお母さんと同じ部屋に通されました。そのお姉さんは中2の方でした。そこに、1次面接の審査員とは別の担当者がいらして、「お2人とも合格です」ということを言われました。書類選考と、面接1回で所属が決まりました。そこで契約書をいただき、目を通して後日、契約書にサインをしました。
合格のポイント
顔がかわいい、きれい
スターダストに入って思ったのは、所属タレントがみんな「かわいい」「きれい」です。私自身美少女、美女だったとは言いきれません(言い切れるぐらい自信がないと芸能界でやっていくのは難しいのです)が、学校では目立つ方だったと思います。スターダストに入るとかわいい、きれいな子がたくさん所属していて、自分が見劣りしてしまうような状況になります。また、顔がかわいくても、きれいでも、太ると「太ったね」とスタッフの方に言われてしまうので、体型のキープは重要です。
特技がある
その時の募集は「歌が好きな人、歌が得意な人」だったので、「歌が歌える2人を選んだ」とスタッフの方が言っていました。ちょうどその時の活動として、現在のAKB48のような歌って踊るアイドルグループをスターダスト内に作っていたので、そのメンバーの一員として人材を探していたのだと思います。
まとめ
「Audition」の秋の特別オーディションでのスターダストの応募者は900人で、その内の2人が合格だったと後日聞きました。狭き門ではありますが、スターダストは新人オーディションを積極的に行っている会社だと思いますので、チャンスは誰にでもあると思います!オーディション概要に記載されているプロダクション側が求める子の像を読み、どうやったら自分がよく見えるのかを戦略的に考えて挑むと良いと思います。
次回の投稿
スターダストに入るところがスタート地点だとしたら、スターダストに入ってどんなこと(レッスン、仕事)をしたのか経験談をお伝えできればと思います。レッスン編はこちらも参考にしてください!
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